私の決意表明

私の信条

先だって、今月の3日の市民の声・江東のスタート集会のレポートをこのホームページでしました。

じつは、スタート集会のなかで、「決意表明」という部分があったのです。ご存じの通り、私は4月の区議選に向け準備しています。集会のなかでその決意表明をしたのですねー。なぜ区議会議員になりたいのか、その動機を語りました。

あらためてスタート集会で話した内容を以下に示したいと思います。

スタート集会での私

 

4月の区議選に挑戦します(正確には「再挑戦」ですが…)。なぜ区議会議員選挙にチャレンジするのか、今回はそのことについてお話します。

みなさんも「福祉職員のままでいいじゃん⁈」と感じておられるかもしれません。どうして議員にこだわるのか。もちろん、私の暮らす江東区を住みよい地域、豊かな地域にしたい、ということが第一です。ただ、それは一介の福祉職員では、なかなか難しいものがあります。議員になって、市民の代表として、役所に意見を伝えていくことが重要なのです。

これまで私は、公務員ではありませんが、江東区からお金をもらって、江東区の名前で仕事をしていました。福祉団体は役所の下請けのようなものです。一見すると役所から仕事をもらって介護や相談業務を自由采配でこなしているように見えると思います。しかし、福祉の仕事はそれぞれの業務内容に応じて、一つひとつ法律で細かく定められています。私は福祉の現場で法律を運用する立場でした。そして、具体的な運用となると、さまざまな場面で現実と制度との乖離があるのです。

私自身は、高齢者・障害者虐待の現場で仕事をしていました。とくにお金のことでの虐待(経済的虐待といいます)。たとえば、認知症のお母さんの生活費を子どもが巻きあげてしまうという現場があります。こんなとき、自宅に現金や通帳を置いておくと、子どもに盗まれてしまうことは明白です。そうなると「財産をそのままにしておくわけにはいかない。預かろう」という話になります。これを役所に相談すると「通帳や現金を預からないことになっている」とか「そんな権限はない」などと言われてしまいます。制度に書いてないからできない・やらないというわけです。

もともと制度や法律というのは人を助けるためにあるものです。思考停止となって制度を信じこみ、虐待を受けている人を放置するなんて本末転倒です。制度を方便に仕事をサボっているのかもしれません。または責任を取りたくないのかもしれませんね。いずれにしても、福祉の制度から「人を支援する」という本質が忘れ去られています。決まりきった制度の運用をしてさえいれば、それがいい仕事のように思いこんでいるようです。

福祉の現場でそれぞれの利用者の個別的事情に応じて、手厚い支援をする段となると二言目には「なにかあったらどうするのか」、「だれが責任とるのか」という言葉がでてきます。そんな現状はおかしいと思いませんか。少なくとも私は異常だと思っています。ですので、現在の硬直化した制度を改善していきたいです。ひとり一人の個別具体的な状況を勘案して、その人に寄り添った支援のできる福祉サービスを作っていきたいです。

もちろん私も福祉専門職ですから、いままでどおり個別的な支援もやりますよ。ただ、現役の福祉職員として現場の声を区政に反映させて、制度を改善・設計・開発していくことは、区民の代表(議員)として活動していくほうが話が早い。よりよい制度設計を行い、よりよい地域をつくっていきたいのです。

もし、こんどこそ当選したら、行政が対市民の現場でその責任を果たすようにつねにチェックして、制度を改善・新設・設計していきたいです。私は江東区生まれの江東区育ちです。地元のみんなといっしょにわがまちを豊かな地域にしていくことを願っています。

東京都議会議員の漢人さんとツーショット

ひらの亀戸ひまわり診療所理事長、医師の平野さんとツーショット

ふれあい江東ユニオン運営委員長の石井さんとツーショット

いちご訪問介護ステーション所長の坂間さんとツーショット