10/14(金)緊急学習会「パートナー・シップ制度が 少子化を進行させる !?~星野区議発言を批判・検証する~」

私の信条

 

緊急学習会のお知らせ

10月14日(金)に緊急学習会を開催します。江東区議会でのLGBTの方々への差別発言に抗議する学習会です。 講師は、東京通信大学の加藤慶さんです。みなさん、ぜひご参加をお願いいたします。

 

そもそもの経緯ですが、9/20(水)の江東区議会の本会議で、星野 博議員がパートナーシップ制度への問題のある発言(差別発言)をしたことに端を発しています。ご確認いただけるとわかりますが、無理解・偏見に基づく発言です。

星野議員の発言のインターネット中継

https://koto-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=3216

同性パートナーシップ制度が「少子化の進行に繋がる」と話し、笑いながら「私は差別主義者じゃない」、「反対意見を人権侵害や差別と決め付け言論の自由を否定してはならない」と言っています。さらに「制度悪用で保険金目当ての殺人事件が増加するのでは」といった、まるで根拠のない発言まであります。

私の所属する、江東社会福祉士会では、性的少数者の方々の権利擁護の学習会などを開いていました。そして、星野議員は、私が住んでいる町内で活動している人です。どのようなアイデンティティであっても、ともに暮らせる社会が目の前にあると思っていた矢先、自分の近くでこのようなヘイト発言があり、あまりにも残念で情けない思いです。

江東区は、昨年3月に策定された『男女共同参画KOTOプラン2021』の中で「多様性を認め合い、安心して暮らせる社会を目指す」を基本理念としています。星野議員は、行政計画に反する発言をしているわけです。

私は、いちソーシャルワーカーです。ソーシャルワークのグローバル定義に「多様性の尊重」が示されています。

「社会正義、人権、集団的責任、および多様性尊重の諸原理は、ソーシャルワークの中核をなす」(2014年採択 ソーシャルワークのグローバル定義)

自分の職業倫理として星野議員の差別発言を見過ごすことはできません。社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士・介護支援専門員の立場としても、今回の発言に強く抗議します。

そして、このような差別・偏見が江東区でなくなるよう、パートナーシップ条例をつくってもらいたいと思います。東京都では、来月からパートナーシップ宣誓制度が始まります(明日10月11日から受付開始)。江東区では、その条例すらできていません。

どのアイデンティティをもつかはその人の自由です。一つのアイデンティティを強要し、自分と異なるアイデンティティを差別する自由はありません。それは犯罪行為だからです。

どうぞみなさま、今回の緊急学習会にご参加いただき、性的マイノリティの方々に対する差別発言にごいっしょに対抗していただければ幸いです。多様性が尊重される町が住みよい町だと私は思います。