昨日、さまざまな自治体の首長が議論する「Local Initiative Meeting」という会に参加しました。
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世田谷区の保坂区長を中心に、多摩市の阿部市長、7月に就任した岸本杉並区長、さらに先月に就任したばかりの小金井市の白井市長も発言者として登壇され、さまざまな議論が交わされました。
保坂区長は、「あるものを活かして、ないものをつくる」と小学校校舎のリノベーションを例に挙げて説明。新校舎の建設に仮設校舎を作らず、コストを抑え、環境性能も向上させる試みを話していました。
五年前に大規模なリノベーションを行い、環境性能を向上させた世田谷区立深沢中学校の校舎を施設営繕の担当職員と視察しました。二棟並んでいた校舎のひとつは全面改築し、残る校舎をリノベして、換気や集光、太陽熱利用で環境性能を向上させた。光熱費のコストも下がり、快適な空間となった。 pic.twitter.com/t3sjfwR7pn
— 保坂展人 (@hosakanobuto) December 9, 2022
首長は具体的な結果を出さないと評価されないので、いまあるものから新しいものを作っていくことの積み重ねが重要と語られていました。
首長のみなさんが共通して主張されていたのは、「対話を通じて」政策に取り組むこと。
このことを政治学者の中島岳志さんが「論破は議論ではない。議論するということは意見の違う相手の話に耳を傾けて、『なるほど』と思う点を見つけて、自分自身が変化していくことだ」と解説していました。
とても刺激になりました。江東区でも自治体と住民との対話を通じて、よき地域が実現すればいいなと思っています。