家賃が高すぎる! 前編

まちづくりと環境

いま住んでるところの家賃、高いと思いませんか。

東京はどうして家賃がこんなにも高いのでしょう。駅から遠くて、ワンルームで老朽化しているのに家賃が7、8万円というのも普通にある話です。

若い人で正規雇用につけない、高齢者の単身で年金が少ない、などなど生活に困窮している人が増加しているのをよそに豊洲や中央区のタワーマンションが「完売御礼!」となっているのを見ると世の中、何かがまちがっていると感じるのですが、みなさんはどうお思いでしょうか。住まいに関して、行政や政治に大いに声をあげていってもらいたいのです。

年代的に働き盛り(40代)の私でも家賃が高いと思いますが、国民年金だけや障害年金だけの人たちはもっと苦労しています。住宅に困っているのは、立ち退きを求められている人、障害者でグループホームの入居期間が終了した人など立場が弱い方々で顕著です。

江東区は、住宅確保要配慮者(高齢者、障がい者)向けに「お部屋さがしサポート」という事業をやっています。しかしこれがうまく機能していない。

「お部屋探しサポート」は、毎週火曜日に相談日を設け、住宅確保要配慮者に江東区内の不動産屋さんが役所でお部屋をさがしてくれるという事業です。

でも、不動産屋さんが使う物件データベースは普通に町の不動産屋からもアクセスできるもの。わざわざこの事業をつかう意味があるのかと思うことも・・・。毎週1回だけだから、予約をとるのもたいへん。1回利用したことがあるのですが、事細かに利用の申込書を書かされるにもかかわず、「役所にきている不動産屋さんと勝手にやってね」というつれない対応でした。

批判ばかりですが、いい点もあります。連帯保証人がいない人に保証会社を紹介してくれることです(その場合も「緊急連絡先」の記入を求められますが)。

いずれにしても、せっかくつくった制度です。もうちょっと工夫して、うまく機能するようにできればいいと思います。

⇒後編に続く