昨日、「市民の声・江東スタート集会」!!!

私の信条

昨日、3月3日(金)東大島文化センターにて、「2023年 統一地方選挙  市民の声・江東 スタート集会」を開催しました!

記念講演は、元文部科学事務次官の前川喜平さん。

「子ども・教育・政治」を縦横無尽にお話しいただき、すごかったです。

子どもの支援に対する政府の対応を痛烈かつ論理的に批判。子どもを経済成長の担い手のようにしか考えておらず、人権の主体として尊重する姿勢のない現政権をどうになしなくてはと問題提起をいただきました。子どもが中心になっておらず、国家に奉仕する存在として、「国家>子ども」のような構図があると私も思います。そうではなく、子どもを権利行使の主体として、その人らしい生き方ができるようにしていく(可能性をひろげていく)ことが子どもの支援のあり方であってほしいです。

また、子どもの支援は、「選別主義(収入要件など個別的な事情を考慮する政策)ではなく、基本的に普遍主義(すべての子どもに等しくいきわたる政策)であるべき」と重要なご指摘がありました。もちろん、「異次元の少子化対策」での「所得制限なき子ども手当」を念頭においてのことです。

憲法での法の下の平等は、経済格差を認めています。しかしながら、子どもに関しては、これは適用できない。なぜなら、子どもがあらかじめ経済力をもって生まれることはないからです。つまり、子ども自身には貧富の差はなく、親の貧富の差が子どもに反映されているだけなのです。だから子どもに係る政策は、普遍主義がいい。

とくに、教育の機会均等は保障されなくてはならないと前川さんは強調されています。そのとおりだと思います。「教育の機会均等は、(経済格差を認めている)法の下の平等よりひろい。なぜなら、子ども自身には貧富の差がないからです」とお話され、経済的格差により教育の機会均等が損なわれることがあってはならないと主張されていました。

貧困の連鎖は、経済的格差と文化資本の継承の問題としてとらえられています。教育の機会が経済力により左右されるものであってはなりません。より多くの子どもに平等に豊かな可能性が開けているということは、教育水準の底上げにもなるはずです。多様な生き方を認められる豊かな社会を目指す私たちにとって、前川さんの議論は多くのサジェスチョンをもたらしました。ほんとうにありがとうございました!

さて、後半は、「励ます集い」と(私の)決意表明です。

「励ます集い」では、なんと世田谷区長の保坂展人さんからビデオメッセージをいただいてしまいました。

そして、東京都議会議員の漢人あきこさんにも熱いメッセージをいただきました。そのほかさまざまな方々から過分なお言葉をいただき、恐縮しきりでした。そして、市民の声・江東から28年間、江東区議会議員として活躍された中村まさ子さんが、次年度は勇退し、私にバトンをつなぐことを発表されました。

中村さんが歩んできた28年間、さまざまな改革を実践されました。一人会派で想像できないご苦労があったと存じます。それを引き継ぐことは、難しい取り組みであると同時に私にとってチャレンジングな試みだと考えています。中村さんのバトンを私がしっかりと受けとめ、後継者として江東区民のみなさんとともにもっと豊かな江東区を目指していきます。

そして、私の決意表明、かいつまんで以下のとおり、お話ししました。

1.自己紹介  2.区議会議員の目指す動機  ① 制度やしくみが硬直化している  ② 制度を運用する人たちも思考停止となっている  ③ 制度設計や運用自体を見直さなければならない  ④ 一個人として制度の根幹にかかわるには  ⑤ 市民の代表として政治にかかわることの重要性

私の決意表明の詳細に関してはまた改めてアップしたいと思います。

というわけで昨晩は、非常に濃密な時間を過ごしておりました。がんばっていきますのでみなさん、応援のほど何卒よろしくお願いいたします。